繋がり

こんにちは。樂姫です。
わたしは、8月に実家がなくなり、家族も解散し、みんなそれぞれの場所での新しいスタートをはじめました。
物理的には、全員が離れ離れになりましたが、離れた事により、お互いに対する本当の氣持ちが浮き彫りになりました。
どういう事かというと、実家はみんなの「帰る場所」として存在していて、それは片方では、家族を繋ぐ安心感であり、片方ではすでに価値観が違うもの同士であるのに、離れる不安を隠しお互いを縛りあうものでした。
わたしたち家族は、自然とそれぞれが合う場所に流れていく事となり、その結果、実家を維持していく必要がないという判断となりました。
実家という、帰る場所がなくなる事に、多分家族全員が、そんなに深い意味のある場所であった実感はなかったと思います。
でも現実に差し迫り、実家はなくなりました。
そして、わたしたち家族に残ったものは、なんだかんだ言っても、本当に家族全員が「幸せになって欲しい」と相手を思いやる氣持ちでした。
「近すぎては、みえないものがある」
家族って、一緒に住んで過ごしていれば絆が深くなるというものではないことを実感しました。
シンプルに、色々な事を取っ払った時、真実がみえてきます。
そしてどんな人でも、最後に剥き出しになるものは、「愛」なのだと思います。
今まで、生きるために、守らなければいけなかったものが沢山あった。
懸命に守って生きてきた。
我慢したことも沢山あった。いいと思ってした事が人を傷つけたり、誤解を生んで自分も傷ついたりしてきた。
時に嘘をついて、自分を守ったり、言い訳したり、自分を納得させたり。。
人のせいにして、ひどい事を言うこともあった。
そうやって今日までなんとか生きてきた。
自分を含めて、ここまで生きてきた人々の、必死で生きる様を感じると、健氣で愛おしくて、感動して、泣けてくる。
全てを抱きしめたくなる。。。
みんな、みんな、ただ必死だ。
真剣に、必死に生きている。
生活していると、色々あります。
色々あって、目の前の事をこなすために、思考をフル回転させ、視界が狭くなります。
どうする事がいいのか?悩むことも沢山あります。
でもきっと、そんなあなたが、愛おしい。
そんな風に、神様はあなたをみているし、わたしたちの中にも、そんな神様を感じられる場所があって、そこに繋がると感じられる。
辛い時、迷ってわからなくなった時、忙しくて頭がいっぱいになった時、一旦その場所にかえって下さい。
わからないことはないです。
感じてみて下さい。
わたしたちは、一度だってそこから離れた事などなかったのだから。
ずっとそこで繋がっていたのだから。
今この瞬間も。。。